どうもユイナツです。
「キャッシュレス(決済)」「スマホ決済」
「pay pay」「Line pay」
「高還元◯%」「還元キャンペーン」・・・
最近、CM、雑誌など各メディアでよく耳にしますね。
なかでもpay payの「100億円あげちゃうキャンペーン」は
プロモーション手法も含めて、インパクト絶大でした。
「スマホ決済で20%還元!?なんかすごいやん・・」
そんな印象から始まりますよね。
今後、ますますキャッシュレス決済が普及すると言われてます。
今回は、
「キャッシュレス決済」が
わかるようなわからないような、
・・・興味はあるけど、色々ありすぎてイマイチわからない、という方へ
基礎知識を確認しておく意味で、ご参考いただければと思います。
今回の記事では、
キャッシュレス決済の基礎知識からメリット、
今後、普及する理由についてまとめたいと思います。
キャッシュレスとは
これはズバリ、以下のように表現になります。
ん?
別に今に始まったわけではないのでは?
まさにその通り。昔からあります。
馴染みのあるもので言えば、
交通系ICカード(ICOCA、Suicaなど)
クレジットカード(楽天カード、三井住友VISAカードなど)
交通系ICカードは事前にチャージは必要ですが、
取引時は「ピッ!」とやって、現金いらず。
クレジットカードも、取引時は現金いらず。
ですよね。
「最近よく耳にする言葉」+「スマホを介する」
このせいで、なんやら新しい決済手段と捉えがちですが、
日頃多くの方がすでにキャッシュレス決済してるのが現状です。
キャッシュレスの種類
支払いタイミング3種類
キャシュレスをシンプルに理解するのに
ポイントとなるのは、支払いタイミングです。
支払いタイミングは3つです。
- 前払い方式 :事前に入金、あるいは金銭価値のあるカードにて支払う
- 即時払い方式:決済すると即、登録してある銀行口座から支払われる
- 後払い方式 :クレカのように一定期間の利用料を翌月以降の定められた期日に支払う
インターフェース4種類
- 磁気カード:裏面に磁気ストライプがあるもの
- ICカード :ICチップを活用したもの
- バーコード :バーコードを読み取って使用するもの
- QRコード :QRコードを読み取って使用するもの
さらに細かく分類できますが、ざっくりこんな認識で良いと思います。
以下に、簡単に表で示しますが、
馴染みのあるものも多くないでしょうか。
現在、話題となっている「コード決済」「QRコード決済」においては
支払いタイミング3種類を網羅する形で存在しています。
(※サービスによって支払いタイミングは異なります。)
そして、
いずれも「キャッシュレス」に間違いはなく
今、“言葉”を浸透させる存在が
「コード決済」
「QRコード決済」
ということになります。
支払い |
前払い |
即時払い |
後払い |
種別 |
プリペイドカード |
デビットカード |
クレジットカード |
|
ICOCA、Suica |
|
楽天カード |
各種コード決済/QRコード決済 |
キャッシュレス決済の
メリット・デメリット
さて、今話題の「キャッシュレス決済」の言葉は、
昔からある支払い方法であることは整理できたと思います。
こちらからは
殊、話題のキャッシュレス=「コード決済」「QRコード決済」の
メリット・デメリットをまとめていきます。
メリット
- 現金を持ち歩く必要がない
- スピーディーに買い物ができる
- 高いポイント還元が受けられる
現金を持ち歩く必要がない
まだまだ、現金フリーで出かける、とまではいきませんが、
ふらっとコンビニに出かけるのには、スマホ1台で出かけることもできるので
ちょっとそこまで、、の時は身軽に出かけられます。
スピーディーに買い物ができる
財布からお札、小銭を取り出すことから、
お釣りをもらう作業を思うと、面倒ですよね。
「コード決済」であれば、レジ横の端末にスマホをかざす、
あるいは店員にスマホに表示されたバーコード(QR)を
読み取ってもらうだけで決済完了なわけで
これは便利かつ早いです。
高いポイント還元が受けられる
現金支払いでは100円のものは100円ですよね。
一方、キャッシュレス決済であれば、還元が受けられるので
実質100円以下の購入になります。
この還元については、クレジットカードでも1%程度還元はありますが、
現在は、キャッシュレス化へ向けての過渡期、
各社キャンペーンに乗っかることで、クレカの還元率を
大幅に上回る還元を受けることも可能です。
コード決済取扱各社、還元キャンペーン中ですので、
チェックしてみては?
デメリット
- 対応店舗が限られている
- 金銭感覚が鈍くなる
- 端末の充電切れでは使えない
- 災害時等電源供給のない時は使えない
●対応店舗が限られている
現在、利用可能店舗は勢いよく拡大されていますが、
まだまだ十分ではない面は否めません。
自分が利用するコード決済が利用可能かどうか、
対応店舗事前確認は必要になりますので注意が必要かもしれません。
●金銭感覚が鈍くなる
これは、これまでのクレジットカード類でも同様かと思いますが、
目に見てやりとりしない反面、高額商品も購入できてしまいますので
金銭感覚が鈍ることは考えられます。
ただ、これはキャッシュレス決済であろうがなかろうが、
管理の問題ですので、意識次第で改善可能ですね。
むしろ、先のメリットにある還元が受けられる分だけ
管理ができていれば、お得になることは間違いありません。
●端末の充電切れでは使えない
「コード決済」はスマホを用いて行うことになります。
つまり、携帯端末そのものの充電がなくなると
決済ができませんので、この点も注意が必要です。
ただし、これは現金であっても同じことで、
事前準備(銀行からの出金)は必要です。
つまり、
事前に充電しておく癖がつけば問題ないと思います。
●災害時等、電源供給のない時は使えない
これは、記憶に新しい2018北海道胆振東部地震の際に
実際にキャッシュレス決済ができなくなったことで
問題が浮き彫りになった点でもあります。
近年、災害が多いと言われる日本では、
特にこの不安感はあると思います。
まだしっかりと対策が整った訳ではありませんが、
現在、オフラインでの決済や、キャッシュアウトなど対策が
進められており近い将来徐々に対策が整ってくると思われます。
本当にキャッシュレス決済(社会)は進むのか
結論的には、
ある程度進むと考えて良いと思っています。
現在、国をあげてキャッシュレス化に向けて動いていることが大きな理由です。
経済産業省から、
平成30年4月11日に「キャッシュレス・ビジョン」を公表されています。
またそのスピードは「未来投資戦略2017」で設定した
キャッシュレス決済比率40%の目標を前倒しし、
より高い決済比率の実現を宣言している背景があります。
キャッシュレス化の目的
なぜここまで推し進めるのか。
大きくは以下3点に集約されるかと思います。
- インバウンドへの対応
- 国の生産性向上(人手不足)
- 脱税防止
①インバウンドへの対応
これは東京オリンピック、2025年万博など
イベントも控えることのほか、年々訪日外国人は増加傾向。
海外ではすでにキャッシュレスが進んでいることもあり
消費行動を促す効果を期待しています。
②国の生産性向上(人手不足)
日本はこれから少子高齢化、人口減少は免れません。
つまりは働き手、国の生産性の低下も同様であり、
それを補う形でキャッシュレス化が進めば、
レジ作業の負担減(労働力がいらなくなる)
無人レジなどの実現に繋がると考えられます。
③脱税防止
政府的にはこれも大きな本音でしょう。
現金利用が少なくなれば、それだけお金の流れもわかりやすくなります。
もっとも、不透明な資金の流れを把握されるのは
お国、政治家も困ると思いますが、、、
③はさておき、①、②については、
想像すれば実生活の中でも感じられる部分はあると思います。
キャッシュレス決済は
早めに活用すべし
上述の背景もあり、
キャッシュレス化推進は止められない流れでしょう。
では、
自身がそれに乗っかるかどうか。
現金が流通している以上、あまり関係なさそうと
考えがちですが、現在は国を挙げて推し進めており、
予定されている消費増税後もキャッシュレス決済においては
還元政策なども検討されています。
最終的に、
消費行動の現金利用比率を高く保つかどうかは
個人の選択で構わないと思いますが、
今のキャッシュレスキャンペーンは活用しない手はない、
というのが私の見解です。
キャッシュレス化へ向けての過渡期だからこそ
大々的なキャンペーンが打たれていますが、
ゆくゆくは縮小されることが推察されます。
キャッシュレス化が進む前の今だからこそ、
個人レベルで考えれば、
節約(得)を得られるタイミングだと思います。
是非、検討されてみてはいかがでしょうか。
最後までありがとうございました。